🐱ねこちゃんの不妊手術(女の子編)
2026-05-15
女の子のねこちゃんを飼い始めたら、「避妊手術はどうしたらいいの?」と気になりますよね。
避妊手術は動物病院で安全に行われますが、費用や愛猫ちゃんへの負担など、不安はつきもの。
しかし、事前に手術の方法や適切な時期、費用などを正しく理解しておけば、安心してその日を迎えられます。
そこで今回は、ねこちゃんの避妊手術について、
適切な時期や費用の相場、メリット・デメリット、さらには手術前後の注意点まで、
飼い主さんが知りたい情報を解説します。
大切な愛猫ちゃんのために、正しい知識を身につけましょう!
目次 (猫の避妊手術)
1.手術の方法と流れ
2.適した時期(タイミング)
3.費用
4.避妊手術のメリットとデメリット
5.手術をして性格が変わった?
6.手術をしたのに発情が起きた場合の原因と対処法
7.助成金について
8.助成金制度の探し方と注意点
1.手術の方法と流れ
・方法
全身麻酔下で行う「開腹手術」が主流で、お腹を数センチ切開し、
卵巣のみ、または卵巣と子宮の両方を摘出するのが一般的です。
卵巣のみの摘出でも妊娠は防げますが、将来の子宮の病気(子宮蓄膿症など)を予防する目的で、子宮も同時に摘出するケースが多くなっています。
これにより、将来的な子宮蓄膿症などの病気も予防できます。
・流れ
猫の避妊手術を受ける当日の一般的な流れとして、まず『術前の準備』が必要です。
安全に麻酔を行うため、手術当日の0時や朝、あるいは前日の夜から絶食・絶水が指示されます。
絶食時間は猫の状態によって異なるため、必ず獣医師の指示に従ってください。
手術は全身麻酔下で行われ、準備時間を除いて、10〜20分程度と短時間で終わります。
基本的には、日帰り手術となります。
しかし、手術時の出血が多い場合や、麻酔からの覚醒が悪い場合などの
術後の回復状態によっては、1泊程度入院する場合もあります。
どちらになるかは動物病院の方針や猫の状態によって異なります。
退院後、約1週間から2週間ほどで抜糸を行い、避妊手術は完了となります。
2.適した時期(タイミング)
猫の避妊手術を受ける適切な時期は、初めての発情を迎える前の生後6ヶ月から8ヶ月頃が一般的です。
この時期に手術を行うことで、乳腺腫瘍などの病気のリスクを大幅に低減できるという大きなメリットがあります。
猫は個体差もありますが、平均して生後半年から1年で性成熟を迎えるため、その前に動物病院に相談しましょう。
3.費用
猫の避妊手術の費用は、動物病院の立地や設備、術後のケア内容によって変動しますが、おおよそ2.5万円~5万円が相場です。
この費用には、一般的に以下の項目が含まれます。
- 術前検査費用(血液検査など)
- 麻酔費用
- 手術執刀費用
- 入院費用(1泊分)
- 術後の内服薬(抗生物質や痛み止め)
- 抜糸などの処置費用
術後、傷口を舐めて化膿してしまったり、体調不良が続いたりして追加の通院が必要になると、別途料金が発生します。
4.避妊手術のメリットとデメリット
避妊手術には、メリットだけでなくデメリットも存在します。
両方を正しく理解したうえで判断することが大切です。
▼メリット
- 望まない妊娠を防げる
- 卵巣・子宮・乳腺などの病気(子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など)のリスクを大幅に減らせる
- 発情期特有の大きな鳴き声やスプレー行動といった問題行動がなくなる
- 発情によるストレスから解放される
▼デメリット
- 全身麻酔による体への負担やリスクがある
- ホルモンバランスの変化により太りやすくなる
- 一度手術すると子どもを産めなくなる
- 発情中の手術は出血量が多くなり、体に負担がかかる場合がある
ワンポイントアドバイス 太りやすくなるのはホルモンバランスの影響で食欲が増すなどの理由があります。避妊手術を行う前と同じ量のご飯を与えるのではなく、改めて必要量のご飯を与えて、肥満防止に努めることが大切です。 |
5.手術をして性格が変わった?
避妊手術によって猫の性格が大きく変わることは稀ですが、変化が見られることもあります。
特に、発情期特有の大きな鳴き声や攻撃性といったストレスがなくなることで、
性格が穏やかになったり、飼い主さんに対してより甘えん坊になったりするケースがあります。
ただし、これは個体差が大きく、必ずしもすべての猫に当てはまるわけではありません。
6.手術をしたのに発情が起きた場合の原因と対処法
避妊手術で卵巣と子宮を摘出したはずなのに、発情のような行動が見られることがあります。
これは「卵巣遺残症候群」と呼ばれ、いくつかの原因が考えられます。
・原因
すでに発情を経験済み(実際の発情ではない)
副卵巣の存在
卵巣や子宮の取り残し
避妊手術をしたのにもかかわらず発情する主な原因は、手術時に卵巣組織が体内に残ってしまう「卵巣の取り残し」です。
また、ごく稀に生まれつき卵巣以外の場所に卵巣組織(副卵巣)が存在する猫もいます。
手術前に発情を経験している場合、その記憶から発情に似た行動をとることもあります。
・対処法
もし術後に発情のような行動が見られたら、まずは手術を行った動物病院に相談しましょう。
対処法としては、体に残った卵巣組織を取り除く「再手術」や、体への負担が少ない「ホルモン剤の投与」などがあります。
どちらの方法を選択するかは、猫の健康状態や状況を考慮して、獣医師と十分に話し合って決めることが重要です。
7.助成金について
猫の避妊手術には、お住まいの自治体や地域の獣医師会から助成金(補助金)が支給される制度があります。
これは、望まない繁殖を防ぎ、特に飼い主のいない猫(野良猫)を減らすことを目的としています。
飼い猫を対象とした助成金制度を設けている自治体もあります。
8.助成金制度の探し方と注意点
助成金に関する情報は、以下の方法で確認できます。
- お住まいの市区町村のウェブサイトや広報誌
- 地域の獣医師会のウェブサイト
- 役所の担当課(環境課、保健所など)への電話問い合わせ
ただし、助成金制度は申請期間や頭数に上限があったり、指定された動物病院での手術が条件だったりと、自治体によって内容が大きく異なります。
利用を検討する場合は、必ず事前に最新の情報を確認するようにしましょう。