☀️犬の熱中症に気をつけて! 〜見逃せない初期症状と応急処置!すぐにできる予防と対策法〜

2026-05-20

サムネイル

本格的な夏が近づいてきました。

そこで気になるのは熱中症。我々人間もそうですが、ワンちゃんたちも熱中症になります。

そこで今回は犬の熱中症に関して記事をまとめます。


犬は汗腺が足の裏などにしかなく、人間のように汗をかいて効率的に体温調節をすることができません。

そのため体内に熱がこもりやすく、重度の熱中症になると命を落とす危険性もある、非常に怖い病気です。

大切な愛犬を熱中症から守るため、この記事で紹介する症状のサインや正しい対策・予防法を理解し、日頃から万全の備えをしておきましょう。




📝目次 (犬の熱中症)

1.症状

2.対策

3.起こりやすい場所と対策グッズ

4.熱中症にかかりやすい犬種や年齢

5.犬の熱中症における4つの対策




1.症状


犬の熱中症は、症状の進行が早いのが特徴です。
ですので、初期症状を見逃さず、すぐに対処することが重要です。

普段の愛犬の様子と違う点がないか、注意深く観察しましょう。


初期症状

体温調節のために行う「パンディング」(ハッハッと浅く速い呼吸)がいつもより激しくなります。

また、大量のよだれ、口の中や舌が真っ赤になる、目の充血なども見られます。


危険な症状

症状が進行すると、ぐったりして元気がなくなります。

嘔吐や下痢、震えといった症状が現れ、さらに悪化すると、けいれん発作や意識の混濁、失神などを引き起こします。

ここまで進行すると、呼吸不全や多臓器不全に陥り、命に関わる極めて危険な状態です。




2.対策


愛犬に熱中症が疑われる症状が見られたら、一刻も早く応急処置を行い、すぐに動物病院へ連絡してください。

自己判断で「少し良くなったから大丈夫」と考えるのは危険です。

以下の手順で落ち着いて対処しましょう。


①涼しい場所へ移動し、体を冷やす


まずは風通しの良い日陰や、クーラーの効いた室内へ移動させます。

そして、体に常温の水をかけたり、濡らしたタオルで体を包んだりして体温を下げます。

特に首の周り、脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を保冷剤(タオルで包む)などで冷やすと効果的です。

ただし、冷やしすぎは逆に体に負担をかけるため注意しましょう。


②水分補給をさせる


犬に意識があり、自力で水が飲める状態であれば、新鮮な水を与えてください。

もしあれば、水で薄めた犬用の経口補水液やスポーツドリンクも効果的です。

ただし、意識が朦朧としている場合に無理やり飲ませると、誤嚥(ごえん)の危険があるため絶対にやめましょう。


③すぐに動物病院へ


応急処置で症状が落ち着いたように見えても、内臓にダメージを負っている可能性があります。

必ず、急いで動物病院を受診してください。事前に電話で連絡を入れておくと、病院側も準備ができ、スムーズな診察につながります。




3.犬の熱中症が起きやすい場所と対策グッズ


日常生活の中には、犬が熱中症になる危険が潜んでいます。

特に注意が必要な場所と、熱中症対策に役立つおすすめグッズをご紹介します。


危険な場所①:車内

夏の車内は、短時間でも「走る温室」と化します。

JAFのテストでは、気温35℃の日にエンジンを停止させた車内の温度は、わずか1時間で50℃を超えました。

「日陰だから」「少しの時間だから」という油断が、愛犬の命を奪うことになりかねません。夏場に犬を車内に残して留守番させるのは絶対に避けましょう。

ワンポイントアドバイス

どうしても車内にお留守番をさせる場合は、クーラーなどを付けて空調を管理しましょう。




危険な場所②:室内

屋外だけでなく、室内でも熱中症対策は必須です。

特に、ケージやサークルでお留守番させる場合は注意が必要です。


注意すべきことリスト


また、冷却クールマットや、冷たさをキープできるステンレス製の水飲みボウルなどの対策グッズを活用するのもおすすめです。



危険な場所③:夏の散歩中

真夏の日中のアスファルトは、犬の肉球をやけどさせるほど高温になります。

地面からの照り返しで、背の低い犬は人間以上に熱気の影響を受けます。

散歩は、比較的涼しい早朝や、日が落ちて路面が冷めた夜間に行いましょう。

日中に外出せざるを得ない場合は、水で濡らして使うクールベストや、保冷剤を入れるクールバンダナなどの対策グッズを着用させ、こまめな水分補給を心がけましょう。

ワンポイントアドバイス

真夏のアスファルトは5060℃になるといわれています。そのまま散歩をするとやけどをする可能性がありますので、できるだけ早朝や日没後に散歩を行いましょう。


4.熱中症にかかりやすい犬種や年齢


どんな犬でも熱中症になる可能性がありますが、特に注意が必要な犬たちがいます。ご自身の愛犬が当てはまるか確認しておきましょう。


①子犬やシニア犬(老犬)

体温調節機能が未熟であったり、衰えていたりするため、成犬に比べて熱中症のリスクが高いです。


②肥満気味の犬や持病のある犬

皮下脂肪が多いと熱がこもりやすく、心臓や呼吸器に疾患があると体に負担がかかりやすいため、特に注意が必要です。


③暑さに弱い犬種

短頭種(鼻が短い犬種):パグ、フレンチ・ブルドッグ、シーズー、ペキニーズなど

鼻が短いため呼吸による体温調節(パンディング)が苦手です。


北方原産の犬種:シベリアン・ハスキー、サモエド、セント・バーナードなど

寒い地域に適応した分厚い被毛を持つため、日本の夏は非常に過酷です。




5.犬の熱中症における4つ対策


犬の熱中症を防ぐためには、日頃からの予防が最も重要です。

以下の対策法を実践し、愛犬が夏を快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。


対策①:室内の環境管理を徹底する

エアコンを適切に使い、室温25℃前後、湿度50~60%を目安に保ちましょう。

犬が自分で涼しい場所を選べるよう、家の中で自由に行き来できるスペースを確保してあげるのが理想です。


対策②:こまめな水分補給を心がける

新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことが基本です。散歩の前後や運動後には、特に意識して水分を摂らせましょう。


対策③:サマーカットを検討する

長毛種の犬は、夏の間だけ被毛を短くカットしてあげることで、熱がこもりにくくなります。

ただし、被毛には皮膚を紫外線から守る役割もあるため、バリカンで短くしすぎないようトリマーさんと相談しましょう。


対策④:散歩の時間帯を工夫する

夏の散歩は、日中の暑い時間帯を避け、涼しい早朝や夜間に行うのが鉄則です。


あなたのペットの「ちょっと気になる」を、獣医師に直接相談!

LINEで無料相談する